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作家紹介

本展では武蔵野美術大学大学院 彫刻コース所属の作家7名による新作が出品されます。
ここでは各作家の活動歴と過去の作品をご紹介します。

木村​桃子 Kimura Momoko

『柱ではなく』 2017年
​ 樟 h210×w44×d20(cm)
彫刻は垂直方向の柱ではなく斜めに立てかけられたramp(高低差のあるところを結ぶ傾斜路)として空間に存在した。
細く製材した木を三つ編み状に分解し、更に束を筋にすべく彫っていく
​ねじれたりよじれたりしながら分解された木は、行為の集積としてもう一度形が形成された。


主な展示、活動
2015年 小平アートサイト2015 異彩(小平市 中央公園)
2016年 逸脱展(武蔵野美術大学 大展示室)、【個展】Still Present (稲荷町cafe&bar Kinack)

2017年 武蔵野美術大学卒業・修了制作展(武蔵野美術大学)、東京5美術大学連合卒業・修了制作展(国立新美術館)

      MONSTER Exhibition2017 (渋谷区 渋谷ヒカリエ8/court)、でんちゅうストラット(小平市平櫛田中彫刻美術館)

      MONSTER Exhibition in NY (hpgrp GALLERY NEWYORK | ニューヨーク)

      ramp Momoko Kimura & Ryuji Hasegawa collaboration exhibition (三河島 長谷川邸小屋アトリエ)

木村 桃子

齋藤 絵利花 Saito Erika

『うつりかわり』  2017年 
左:アクリル容器、ゴム、画鋲、水  
右​:アクリル容器、スポンジ、ボタン、糸、水

​あるモノを見たときに、それに対して自分の中にある常識のような固定観念があると思う。それがふとした時に、別のモノのように感じたり、あるいは、今まで気がつかなかった意外な一面が見えたりする。そういう、あるモノを見たときの、感覚の変化や認識の変化に興味があり、それを軸に制作してきた。最近は、時間に興味があり、それらについての作品制作を試みている。

主な展示、活動
2015年 小平アートサイト2015 異彩(小平市 野外展示)
2016年  ISSSSM(稲垣 慎、斎藤 絵利花、佐藤 静香、柴田 亮、関根 夏望、宮城島 万莉子ら6人によるグループ展)
2017年 武蔵野美術大学卒業・修了制作展(武蔵野美術大学)、東京5美術大学連合卒業・修了制作展(国立新美術館)

齋藤 絵利花

生 威 Sei I

上『エキストラクト』  2017年
アクリル、化学ガラス容器、砂
右『幸せな死体』  2017年
布、コーヒー、釘、樟、ベルト

主な展示、活動
2013年 江蘇省工芸美術展

2014年 台湾工芸美術展、江南大学卒業展

生 威
関根 夏望

関根 夏望 Sekine Natsumi

『降りつもる雨』  2017年
ブロンズ(脱蝋型製法) 
「彫刻作品で俳句を詠む」というコンセプトのもと、四季の中でも自分が一番好きな「夏」の季語である 「梅雨」をモチーフとして制作した。雨が降ると水たまりとなり地面に留まり続けるが、それがもしも 雪や落ち葉などの形を持っているもののように、積み重なるまでの時間が感じ取れるような形になるとしたらこうなるだろうか、という思いを込めた。

主な展示、活動
2016年  ISSSSM(稲垣 慎、斎藤 絵利花、佐藤 静香、柴田 亮、関根 夏望、宮城島 万莉子ら6人によるグループ展)

2017年  武蔵野美術大学卒業・修了制作展(武蔵野美術大学)、東京5美術大学連合卒業・修了制作展(国立新美術館)

​中村悠一郎 Nakamura Yuichiro

『Strange Moment』  2017年
ミクストメディア 

 

新しい価値体系の探求をテーマに、「ガチャガチャ」を主な使用メディアとして、オブジェ、彫刻、インスタレーションなど色々な作品をつくっています。



主な展示、活動
2016年 現代美術研究会展(武蔵野美術大学)、武蔵野美術大学芸術祭展示大賞512(ファイン部門)(武蔵野美術大学)
2017年 武蔵野美術大学卒業・修了制作展(武蔵野美術大学)

中村 悠一郎

前田 春日美 Maeda Kasumi

『短い手』  2017年
プロジェクター投影
​ 目の前のコップをただ手に取る時のように、遠くの触れられないものたちに触れてみたいと思う。それを行うには私の手はあまりにも短すぎる。「短い手」はそんな自身の衝動と事物との間にある埋めることができない距離を示す言葉です。           
 物理的に手に取ることができないものに対して自身が感じた触感を偽るでも取り繕うのでもなく形にしてみること。それは空を掴むような行為で思いのほか滑稽に見えることかもしれません。しかしそういった行為や痕跡には既存の概念や自身の腑に落ちることに落とし込んだりしようとするのではなく衝動やその時の感覚を確実に捉えることができている気がします。私はそういった感覚に誠実に向き合いたいと思っています。

 

 

主な展示、活動
2015年「-theōrein-<静かに何かを観続ける>」広島芸術センター/広島
2016年「逸脱展」武蔵野美術大学/東京
2017年「、むしろ例えてしまう」大野陽生、前田春日美、大石一貴による連続個展/mine 東京造形大学

     「金沢彫刻祭」/金沢

     「Gift Of Somebody」Ouchi Gallery/ニューヨーク

     「平成28年度 武蔵野美術大学卒業・修了制作展」 武蔵野美術大学/東京

     「第40回 東京5美術大学連合卒業・修了制作展」 国立新美術館/東京

前田 春日美

劉 櫻 Liu Ying

『像・構』  2015年
ステンレス鋼、LED、オーバーヘッドプロジェクター 
 
金属の特性や新しい可能性を通して伝統文化と現代社会人の関わりを探索するという制作意図を持ちながら、金属特有の鏡像効果を中心とした各々が異なる金属で作品を制作している。

主な展示、活動
2015年 王子雲受賞/陜安・西安

     全国大學生卒業優秀作品「曾竹韶藝術獎學金入選作品」展/中国彫塑博物館(山西・大同)

​     西安美術大學卒業展(陜安・西安)

 

 

劉 櫻
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